2017年4月2日日曜日

ルブリン Lublin

2, Kwietnia, 2017
niedziela

この週末、ワルシャワの気温は24度、23度まで上がりました。
暖かい、ではなく、あつい!日差しが強い!ついに半袖を着ました。

自転車利用も増えました。
私の毎日の通学路です。
うちの近くの公園。お気に入りの場所です。

こっちは卒業式も入学式も入社式も桜もなく、1か月前から新学期が始まっているので、いつもと変わらない日常を過ごしています。

日帰りでルブリンという町に行ってきました。16世紀の「ルブリン合同」のときにはポーランドがリトアニアを統合し、ポーランド・リトアニア共和国の中心都市として栄えました。また、クラクフと並んでユダヤ人も多く住んでいたことから、ユダヤ文化も残っています。
旧市街、ルブリン城を見てまわったあと、マイダネク強制収容所にも行ってきました。

旧市街

白が特徴のルブリン城。中は狭く、美術館になっています。

隣接する聖三位一体礼拝堂。
すみずみまでフレスコ画が描かれています。

どこに行っても、絵がカラフル

お昼はユダヤ料理を食べました。開店5分前に入れてくれました。


午後からマイダネク強制収容所へ。あまり知られていないと思うのですが、ここは世界で初めてナチスの強制収容所の博物館として公開された場所です。1941年にできたこの収容所の規模は、アウシュビッツよりもはるかに大きいです。



アウシュビッツとちがうのは、ガイドがなく、誰でも自由に入って見学ができるところ。とにかく広くて、人もまばらで、ベビーカーで散歩している親子も見かけます。のどかすぎる光景。バラックのいくつかは展示になっています。遺品の展示というよりは、年表や地図などのパネル展示が主でした。
「ここがユダヤ問題を解決する最後の場所」「ユダヤ問題の最終的解決」という言葉が強く残りました。ユダヤ(人)問題Jewish Problem を解決するというのは、ユダヤ人を根絶やしにするということです。あとは現代アートとコラボレーションしてつくられた、日本でいう灯籠の展示もありました。名前のわからない犠牲者を追悼することが目的だそうです。


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