2016年12月22日木曜日

ワルシャワでの発見まとめ

22, grudzien, 2016
czwartek

あまりイルミネーションをちゃんと見ていないのですが、こんな感じです。
ポーランドでは、24、25、26の3日間はお店がほとんど閉まります。買いだめしないと。



大学前の通り。右の建物が最高級ホテルのブリストル。

留学してみて、思ったことをつらつら箇条書きしていきます。順番も関係なしです。
あくまで、私個人の、私目線の、意見です。

【日常生活】
・実家を離れての生活、なかなか楽しい。でも日本と同じ水準で生活するのには、ほど遠い。やっぱり自分で働かないと。
・生活に必要なものを一通りそろえるのが大変だった。
・何が何だかわからない状態からは脱して、毎日ちゃんと自炊している。米も鍋で炊いている。野菜と肉と果物は摂っているし、チーズやヨーグルトも食べている。物足りないのは魚(サーモンはまだ許せるがしょっぱい)と中華料理が作れないこと、かなぁ。
・冷凍庫はなし。冷蔵庫もひとり1段なので、そこまで作り置きができない。鍋をどんと置いておくスペースもなし。せめてタッパーに入れて保存するくらい。
・寮は必要最低限の暮らしができる程度には快適。この設備で永住は厳しい。

スーパーよりこういう道に出ているところで買う野菜のほうがおいしい。


【授業・語学】
・どこに行っても授業形態の異なり方が同じ。良い悪いではなく。
・ルームメイトが所属している経営学部managementは、プレゼン、グループワーク、ディスカッション、フィールドワーク、、、とカタカナばっかりの授業形態で、私の所属は読むがメインで書くがテスト。電子機器が一切ない、黒板と木の椅子と大きなテーブルしかないふるーい教室で、先生の話を聞き、ひとりずつ発言していく。
・日本で同じ大学の友人(経営学部)も、プレゼン、プロジェクトがどうのこうのってグループワーク、ディスカッション、フィールドワークをしていた。でも読まないと始まらないこともあるのではないか。学問の特性?と学び方が適している/適していないってあるのだろうか。どこに行っても同じだなぁっておもしろい。
・自分の学部が読むことをメインにしているからなのか、英語を流暢に操っているという自信が持てない。論文仕様の英語と、会話の英語って違うし、どちらも強化することが大事だと思う。
・ので、今は週に1回、ポーランド人の友だちと英会話をしている。お互いネイティブではないので、英語を鍛えようという目的が一致しているのがいいところ。あと来期は英語の授業も履修する予定。
・ポーランド語学習は、英語学習とは別の現象が起きていて、困らない程度には話せるようになったし、この言葉知ってる!って聞き取れるようになってきたが、スペルがわからないから書けない。
・今日スーパーでおばさんに、「このパン何が入っているの?」って聞かれて「チョコレートとジャムだよ」って返せた。こういう小さな出来事が楽しくなってくる。
・あ、ポーランド語は、英語の発音の全てが含まれているらしく、だからポーランド人の英語は聞き取りやすい。

【人 海外の学生編】
・ルームメイトは、エラスムス3回目だった。異国で生活することに慣れている。
・エラスムスの制度を利用して来ている学生(from ヨーロッパ)は、「留学」に対する意識がちがう。
・例えば、ルームメイトは月に1回は家に帰る。月曜火曜だけ大学で授業を受けて、あとは毎週帰るというツワモノもいる(私の隣人です)。
・日本に帰るなんて考えもしないので、まあ驚いた。
・でも、彼らは英語ができる!聞き取りやすいし。授業をスキップしながら要領よくやっている←私には到底無理。
・朝までパーティーをやっている学生と、廊下でサッカー(フットボール)をする学生と、タバコを吸う学生と、生のリンゴをかじりながら歩く学生が多い。金曜日の夜はきまって上の住人がうるさい。
・日本のアニメとマンガが好きな学生が多い。特に日本学科の学生から、アニメで日本語を勉強したという話を、(またアニメか、、、詳しくないんだよな、わたし)と内心思うくらいよく聞く。セーラームーンと、聖闘士星矢はポーランドで放送されていたらしい。アニメで日本語って勉強できるのだろうか。
・ジブリも人気(特にプリンセスモノノケ、トトロ、千と千尋の神隠し、ハウル)。あとは、「君の名は。」の監督の過去の作品が大好きだ!という友だちもいる。
・まぁ、あとは、日本の地震がこわいって言う人も何人か…

【人 在ワルシャワの日本人編】
・ワルシャワ大学に留学中の日本人学生は、半期が4人(2大学)、フルセメスターが8人(6大学)、大学院生が1人。それぞれ思い思いの関わり合いをしている。
・他、ワルシャワ経済大学に留学中の学生が3人(2大学)。
・他、ショパン音楽大学に留学中の学生が複数。
・もちろん、クラクフの大学に留学中の日本人もいます。詳細は不明。
・30代より上の世代の方にもたくさんお会いしました。ワルシャワに住んでいる経緯がさまざま。
・まず大学の先生。そして国際結婚されている方が3組、旦那さんがワルシャワ大学の研究員(物理学)なので数年ここで生活するという方、貿易関係のお仕事で1年間ポーランドに派遣されている方、ワーキングホリデーで来ている方。

【ワルシャワという都市】
・9月まではサングラスをするほどの日差し。
・10月の第一週は黄金の秋。
・それからどんよりの天気が続いて、11月から雪。でも晴れの日が増えてくる。
・12月はマイナス5度~プラス3度をうろうろ。雪が降ったり止んだり。
・現在は15時30分前後に日が沈む。
・英語はほぼ通じない。英語で話しかけると露骨に嫌な顔されるか、そもそもポーランド語が話せないお前が悪いと言うかのように無視されることもる。街は×と思っておいた方がよい。中央駅も警察官も△(彼らが英語を話すところを私は見たことがない)。大学内でも食堂や売店、郵便局は×。
・英語開講のある学部所属の先生と図書館の数名は〇。学生は◎だが、若い人が◎というわけではない。
・でも第一声の挨拶で、こっちがポーランド語を話すと、ちょっとだけ表情が和らぐ。こいつポーランド語わかるのかっ、と思わせることはいろいろな意味で有効。アジアの人間はそこにいるだけで目立つので、、、

【その他】
・「ヨーロッパ」という大きなコミュニティに存在していると感じるとき、県境を越えるように無自覚で異国になってしまうと感じるとき、という2つの感覚。島国にいたら感じにくい感覚。
・外国語(言語)への壁というか抵抗がない。3か国語話せるのは全然珍しいことではない。
・私が知り合ったポーランド人の友だちは、{ポーランド語、英語、フランス語}のパターンが多い。{ポ、英、ドイツ}や、スペイン語も話せますっていう人もいる。入国初日に空港まで迎えに来てくれた友だちは、ポ、英、仏、ハンガリー語が話せて、今は日本語を勉強中。ルームメイトだって、スロバキア語、英語、スペイン語が話せるし、ポーランド語とスロバキア語って似ているらしく、ポーランド人にスロバキア語で話しかけて会話している(笑)
・ワルシャワは街も人も雰囲気も静かだと思う。それが「つまらない」「刺激がない」「何を楽しみに生きているんだ!」と言う友人もいるけれど、私は好きです。
・日本にいたときよりも確実に、遥かに、こっちの生活のほうがゆっくりゆったりしていることに驚きと焦りと半々な気持ちでいますが、勉強も遊びも課外活動も、めいっぱい楽しんで頑張りたいと思います。

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