2017年5月4日木曜日

ポーランドのGW@おしゃれスポット

2, Maja, 2017
wtorek

ポーランドにもMajówka (マヨヴカ)という連休があります。
5月1日:メーデー(兼ポーランドがEUに加盟した日)
5月2日:国旗の日(白は純潔・鷲、赤は炎・血・勇敢の象徴)
5月3日:憲法記念日(実は成分国民憲法としてはヨーロッパで一番、世界でも米国憲法に次ぐ二番目に古い憲法。)
今年は土日も重なり、ただいま5連休!何年かぶりにカレンダー通りに休んでいます。
でも天気がぱっとしません。暖かくなったかと思えば雪が降り、また雲が多く、寒くなってきました、、、はぁ。

そんななかお誘いいただき、ワーキングホリデーで来ている方と、東京外国語大学からルブリンに留学に来ている学生さんとディナーをしてきました。外大の学生さんはポーランド語専攻なので、まぁポーランド語が流暢。本人は「まともに聞き取れるようになったのはこっちに来てからですよ~」。東京外大は28言語の専攻があり、ポーランド語科(略してポラ科)は、日本にただひとつ、ここだけ!おもしろい話をたくさん聞けました。

注目すべきは場所!去年11月にできたばかりの、Hala Koszyki ハラ・コシュキというモール?商業施設?に行って来ました。
ここはKoszykowaコシコバというエリアにあるのですが、日本でいう青山・表参道と言われているおしゃれ地区です。以前紹介したワルシャワ公共図書館もこのエリアにあります。ワルシャワのデザイナーは、ここに出店することがひとつの夢だそうです。

ここはポーランドか?と錯覚してしまうほど洗練されている

おもしろかった話はワーホリの実態とポラ科の実態について。

★ワーホリは、別にワーキングしなくてもよい。
ワーキングホリデーの第一の目的は、「青年の文化交流」である。海外に滞在して、「文化交流」が出来ればよい。でも生活するためにはお金が必要→だから働けるビザがあればもっと「文化交流」できるよね、という話。極端なことを言えば、生活費があるのなら、ワーキングしないでホリデーやっててもいいんだってこと。ポーランドでのワーホリは、儲けを動機にしていない人が多いということらしい。
今回お会いしたワーホリの方はフリーランスで翻訳の仕事をしていて、どこにいようと仕事ができる人なので、拠点がワルシャワになっただけで、特に新しい仕事を探す必要がない。彼は過去6回もポーランドを旅行していて、今回はポーランドに旅行ではなく住んでみたい。仕事もあるし、ということでワーホリビザをゲットしたそうです。と同時に次のワーホリ先を探しています。

ポーランドでのワーホリは、英語より何より、ポーランド語ができないと雇ってもらえません。接客のない皿洗いとかは?と思っても、だったら日本で皿洗いしたほうがいい気がします。日本語教師の資格があれば働き口はあるし、経験になるかなという感じ。働き口が見つからなければ1年ホリデーですから、それもそれでつらいなぁ。今日会った人のように、もともとフレキシブルな仕事を持ってて、いろんな国に滞在するという生き方はおもしろかったです。頭がいいというか、よく考えたなというか。そんな「仕事」を持てる人は多くはないし、多少不安定に思えますが。

★ただしワーホリのシステムは、国によって異なる。
現在、日本→ポーランドでワーホリの定員は500人。ポーランド→日本のワーホリも500人が定員。日本に行きたいポーランド人は500人を超えているのに、ポーランドでワーホリしたい日本人はガラガラだそうです。でもイギリスでワーホリしたい日本人はかなりいるらしく、書類提出の前に抽選をするそうです。
志望動機を書いて提出するそうですが、ドイツのワーホリ情報には、「こんな人におすすめ」というページに、「彼氏・彼女またはパートナーがドイツに住んでいるので会いに行けます」みたいな項目もあるらしい(笑)。実際そうだったとしても、ふつう志望動機に書きますか?ポーランドでそれを書くといちばんに落とされるそうですが、お隣ドイツではオッケーみたいです。

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★外大でのポーランド語の授業は週に6コマで、英語は選択科目。
ポラ科の学生はロシア語を選択することが多いみたいです。留学制度は、外大枠は8人。費用は政府から支給されて、大学の成績のみ(つまり英語のスコア等なし)で留学ができるというカリキュラム。1学年が15人なので、半分は留学に行けないというシビアな面もあるとか。
ワルシャワ、クラクフ、トルン、ルブリン、ブロツワフなど各都市に枠がありますが、外大側としては、ワルシャワ大学はちょっと…という雰囲気があるみたいです。要するにポーランド語にどっぷりつかってほしいということだと思います。私みたいなサバイバルポーランド語しかできなくて(むしろポーランド語を勉強していない学生の方が多い)、英語で授業を受けている学生がいない大学のほうがポーランド語の勉強になるだろうし、目隠ししても日本に帰れるくらいの語学力はあるのでワルシャワ以外がいいというのはわかる気がしました。
ルブリンに留学中の学生さんは、ポーランド史に興味があって入学したそうで、事前学習なしで、大学1年からポーランド語を始めたそうです。ルブリンにいる日本人は、医大生ふたり、駐在のご家族、マッサージ師の方々が住んでいるそうです(マッサージ師さん気になりますね)。

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