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ポーランドは暖かくなってきました。まだ花が咲くようなことはないですが、歩いていると汗をかきます。最近は家から大学まで歩いて通っています。たらたら歩いて40分くらい。坂を上っていくのでいい運動です。
先週末はクラクフに行きました。12月にもお世話になった先生のお家に、また泊まらせていただきました。あれから3か月。今ふり返れば早い気もします。前の記事は「ポーランド(クラクフ)」というラベルにあります。
今回は、織物会館の美術館2つを見学して、ヴィエリチカ岩塩坑のTourist Route に参加し、カジミエシュ地区というユダヤ人街(だった地区)を散策しました。夕食は、クラクフで日本語を教えている先生ともご一緒しました。実はこの先生も同じ大学(日本)のご卒業です。泊まらせてもらっている先生は私の直接の先輩なので、お二人から昔の大学のお話をたくさん聞けました。
順番はずれますが、まずはヴィエリチカを簡単に。
ツアーは英語で、30人くらいでした。事前予約制です。3つのchamber に分かれていて、ガイドさんの説明を受けながら地下を進んでいきます。天井も床も壁もシャンデリアも、すべて塩でできていて、触れます!そして礼拝する場所がいくつか作られたり、作業が楽しくなるようにと小人?こども?の像を作ったり、という場所もあります。
写真は聖キンガ大聖堂。『最後の晩餐』のレリーフもあります。
そしてこちらがカジミエシュ地区です。戦前まで多くのユダヤ人が住んでいました。中世の時代は川が流れていて、クラクフとカジミエシュ地区は、その川で区切られていたそうです。現在、川だったところは道路になり、トラムが走っています。
蚤の市らしきものが開催されています |
看板をかけて扉を開くスタイルは、ユダヤの商店の特徴だそうです |
それから民俗学博物館に行きました。郷土資料館のように、昔の家や学校の再現(中に入れる)、木製の道具類の展示が豊富です。いまあるもの(石や木)から使いやすいように道具を作る、そのアイディアや工夫が感じられました。あとはポーランドらしく、野菜の酢漬けを保存しておく大きな樽などもありました。使い方がわかるようなもの、日本で見たことあるような道具もあって、人間の考えることは同じ…?とも思いました。
特徴的なのは下の二枚の写真。ユダヤ人の手作りです。左はお城です。今でも大会が行われていて、冬は職人さんが作ってコンテストに出します。右はクリスマスツリーの飾り。すべて紙でできています。他にも切り絵や紙作品の展示が多く、ここまで器用なのはユダヤ人と日本人だけなんじゃないか、という話に。どうでしょう。
かわいらしい作品がたくさんあって、昔の生活道具も多く展示されていて、見ごたえがありました。子ども向けにワークショップもやっていました。
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